Bonjour !アンサンブルアンフランセ講師のYaskoです。 本日は<予習と復習>について声を大にしてお伝えしたいことがあります。
時々レッスンに参加されている生徒様から
「レッスン中にしっかり答えられるように問題や教材を早めに用意してほしい、ちゃんと予習がしたい」 と、ご要望をいただくことがあります。
日本では学習の心得としてよく「予習・復習」と言われていますよね。 しかし、フランス語学習で最も必要なことは予習よりも復習なのです。
予習に意味がない、と言っているのではありません。
議論であったり会話レッスンであればある程度、前もって準備しておくことで、レッスン中の学習効果が高いのは否定できませんが、同じ重要度で言うと遥かに復習の方が大事です。
重要度を表すとしたら
予習<<<<<<<<<<復習
といった感じでしょうか...。
「レッスン中答えられなくて他の生徒さんにも迷惑がかかる...」
そうお考えになるのもわかります。突然当てられて緊張して真っ白になったりもしますしね。
しかしここで少し考え方を変えてみませんか?
生徒様はそれぞれ、フランス語学習をしてきた時間も経験も違います。 突然当てられてさっと答えられる生徒様だって、学習を始めた頃はそうではなかったはずです。
事前にしっかり辞書やインターネットなどで答えを準備する。
そのような自己学習はとても意義があることですが、落ち着いた状況で身につけたことと、冷や汗を流しながら...なんとか絞り出すように(?)答えたことは、記憶に大きな差が残ることでしょう。
そして「間違えてはいけない」と思ってはいませんか? 実は、レッスンは「正解を言う場所」ではありません。
むしろ 「間違いはなぜ起きたのか」 「どこを理解するのか」 こういう視点が、生徒様全員にとって勉強になるのです。
「分からない、答えられない」
というのであれば、講師はその「分からないところを理解していこう」と切り込んでレッスンを展開します。 「分からない」は、一つの答えです。 恥ずかしくなんてありません。
先日Nico先生と打ち合わせ中に、フランス語グループレッスンにおける予習に関して話しておりましたところ、Nico先生はなんと
「予習はいらない、今出来ていることをそのままレッスンで出した方がいい。むしろ間違いは大歓迎だ。より掘り下げて中身の濃いレッスンができるから」
と、おっしゃっていたのです。
どこでミスが起きたのか、どこを勘違いしているのか、どこをまだ理解していないのか...? これは間違いがあったからこそできる学習です。
そして、予習よりも復習が大切なのはここからです。
間違えた、または理解し切れていないことを、レッスン後に、自主学習で自分の頭に落とし込んでいくことこそが、それこそ最も大切なことです。
受けっぱなしでただ間違えた、で終わらせてしまうのは勿体無いです。 「もう一度今日のレッスンを聞き直してテキストを読み返してみよう。」
「先生に導いてもらった答えを、次は一人で出せるかな」 その繰り返しでフランス語の理解が深まり、自分の頭で答えが出せるようになり、必然的に講師から問われた問題に正解することができるのです。
フランス語学習は反復の繰り返しです。
間違ったっていいのです、次に活かせばいいのです。
どんどんレッスン中に間違えてください!
会話レッスンのとき、前置詞を間違ったけど、先生に訂正され、解説してもらった →レッスン後に自分のミスに自分で気づけて同じ言い回しが一人でできるように復習!
文法レッスンでは、質問された問題で性数一致があやふやでSをつけ忘れていたけれど、その後の解説でなんとなくレッスン中に理解できたような気がする...
→もう一度レッスン後に同じ問題で性数一致に気をつけて、きちんと書けた!ついでに宿題もして次のレッスンで取り上げてもらおう!
このような流れがクセになっていけば、レッスン後も、次に活かせる学習方法がたくさんありますよね。事前準備に費やす時間よりも、より効果的な学習方法です。
余談ではありますが、最後に私の発音レッスンのおすすめ学習方法をお伝えします。
使用テキストは一週間前には掲載していて、基本的に前回の続きを行っています。
予習の必要はありません。むしろ「しないでください」😁
私はレッスンで「現在のあなたが、自然に発音する音」を、聞きたいのです。
※会話内容や文法などを理解しておきたい!というのであればやっておいてくださいね。私の発音レッスンでは、文法などは解説しません。
レッスン中に上手に発音する必要はりません。
私はそのためにいますから。あなたの自然な音(声)、癖が聞きたいのです。
「読めなかったらどうしよう!?」
ご安心ください。それも含めてレッスンで導いて見せましょう。
読みにくい単語や知らない単語、どんと来いです。
レッスンでは私が優しく(?)楽しく、身振り手振りをつけながら体を張って、一人一人の癖や読めなかった理由などを解説付きお伝えします。
そして重要なのはここです。
よくレッスン中にもお伝えしていますが、アーカイブビデオで自分の声をもう一度聞いてください。私が「その音だよ!」とか「さっきと全然違うよ!!」と言ったところ。
巻き戻して自分の耳でも聞いてみてください。
誰かに「それ」「そうじゃない」と判断してもらう、これがレッスン中の私の役目の一つです。
しかしレッスン後に自分自身で判断できるようになると、同じような音の時に気づけるようになります。
その繰り返しで普段から気づけていくことが大切なのです。
レッスンではそのきっかけをお伝えしていますので、その後生かすことができるようになるためには、復習を自分ですることが大事です。
自分で理解できる このことは、会話・ディクテ・文法全てのレッスンにおいて共通して言えることです。
もちろんレッスンだけ学習し、その繰り返しを行うことで学習効果を狙うこともできます。
しかし、声を大にして言いたいことは
「予習するなら復習を!!!」です😁
予習なしでも、どんどんフランス語グループレッスンに積極的に参加してくださいね♪
アンサンブルの講師は皆さんを導くため全力でレッスンを行います!!!
レッスンでお会いできることを楽しみしています♪
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