Bonjour !アンサンブルアンフランセ講師のYaskoです。
本日は2月20日(火)より始まったJoseph先生の「フランス語短文翻訳に挑戦しよう!」という新しいレッスンの紹介をします。
Joseph先生はアンサンブルアンフランセでもベテラン講師の一人で、このグループレッスンでもすでにディクテ、会話、読解などバラエティ豊かなレッスンを提供されています。
<会話レッスン>では、シチュエーション別会話表現や 『Léo et Lamu 』シリーズ、イラストシチュエーション会話など、隔週、曜日により内容を変えて、会話全体の表現方法を学ぶレッスンや、自分でストーリーを作っていくレッスンをしています。 今回新しく始まった<短文翻訳>レッスンは、一味違います。
企画段階で私にJoseph先生から新レッスンについての相談があった際、単なる翻訳だけでも面白そうなのに短文とすることで、たくさんの表現方法を学ぶことができる興味深いレッスンになるだろうと、想像はできておりました。
しかし...先日行われた第一回目のレッスンのアーカイブを拝見してその想像は確信に、そしてそれ以上でした。
日本語でもよく使うようなさりげない表現を、Joseph先生が前もって用意しています。
「日本語の文章を、フランス語にしてみよう」
参加者の生徒様は、ご自身の知識をフル動員してフランス語翻訳に挑戦していくのですが...解答は一つだけではないというところがミソです。
この回の最初のお題は
「できるだけ早く住所を教えてください。」でした。
さて、どうフランス語に翻訳しますか?
「できるだけ早く」
→ふぅむ... 色々な言い方がありますねぇ
「教えてください」
→さて、どんな動詞を使いますか?
votre adresse?それともton adresse?
なんとこの文章に寄せられた回答は11通りもありました。
その一つ一つに、
「ちょっとこの言い方は文法的にはあってるけどあまり言わないねえ」
「直訳ではないけど意味合い的には翻訳で自然に訳せているね」
などJoseph先生の解説があるので、それぞれの違いがよく分かります。
「できるだけ早く」を表す表現でも5種類。
「教えてください」で使った動詞は4種類。
翻訳とは、ニュアンスを伝えることであって、全く同じ文章である必要はないと思っています。(だからこそ翻訳家によって、さまざまな言い方、表現があります。「意訳」とも言いますが)
意味として同じことを伝える際、同じ動詞を必ずしも使わなくてはならないことはありません。まして、フランス語は、同じ単語を連続して使うことを良しとしませんので、前後の流れからあえて別の単語を選ぶことで文章の美しさを表現することもあります。なので、この短文を何通りにも翻訳することができるのです。
二つ目のお題は
「犬の散歩を(あなたに)頼んだのに。」
Joseph先生が選んだ日本語の文章がとても秀逸ですね。生活をしていて、まさにそんな状況は起こりえます。(「犬の散歩」じゃなくて、「ゴミ捨て」とか「お皿洗い」や「お使い」...なども当てはまりそうな文章じゃないですか。)
単に「犬の散歩を頼みました」という文章ではなく、「〜頼んだのに」と...気持ちがのぞけそうなところが、グッドチョイスすぎます。
ちょっとこの人怒ってますねぇ...と、怒りのニュアンスをちょっと出す言い方など、Joseph先生の解説・説明は、本当に日本人のさりげないニュアンスを汲み取っています。アーカイブを見ても勉強になる、大変有意義なレッスンだと思いました。
<短文翻訳>レッスンは初級から上級まで全てのレベルに対応することが可能です。
初級さんは、自分が知っている範囲の単語・基礎的な文法を使って翻訳するもよし。
上級さんは、かなり高度な文法を駆使して(条件法に接続法、大過去も飛び交っていました!)細かなニュアンスをどう表現するのか、というところまで追求するもよし。
さらにJoseph先生の日本語での「こういうふうに聞こえるんだよ」という解説。まさに初級から上級まで全レベルに対応したレッスンです。
マンツーマンレッスンにはないグループレッスンであることの強み「他の生徒様からのたくさんの意見」という視点からも、Joseph先生のこの<短文翻訳>レッスンは最強のレッスンの一つであると私は感動していました!
Joseph先生は一講師として私が尊敬している講師の一人、講師の技量・指導者としての実力は、流石です✨。
アーカイブ閲覧をするだけでも十分レッスン効果がありますので、ぜひJoseph先生の<短文翻訳>レッスンをチェックしてみてくださいね。
そんなJoseph先生の<短文翻訳>レッスンは
隔週火曜日、日本時間20h から開催しています!
たくさんのご参加をお待ちしています。
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